刺客と教育

子連れ狼のテーマ曲だかに「天に冥府地に魔道間に踏まえし刺客道」というものがあり、刺客の世界がいかに厳しいのか、元子役は刺客道なんてもんじゃないだろうということがうかがえます。一方「教育」という言葉は、なくてはならないものの割に指導、学習、勉強、しつけ、受講など他の言葉にも比較的近い意味の言葉に言い換えられてしまうわけです。生涯学習という言葉はあっても生涯教育という言葉はそんなにメジャーではありません。


また、刺客はしかく、しきゃくなど読み方が色々あって、お爺さんが伊藤博文をあえて「はくぶん」と読んで渋さをアピールするようなテクニックを使う事ができますが、教育はおしえい…と読み替えは無理です。


刺客と教育の共通点…どっちも自分が好き好んで受けるものとは限らない…
そんぐらいしか思いつかない…


刺客と教育、言葉としてどちらがいいかを適当に例を挙げてみます
「マダムヤン、最後の刺客」 「マダムヤン、最後の教育」
「刺客実習生」 「教育実習生」
「刺客的指導」 「教育的指導」
「刺客訓練所」 「教育訓練所」
「刺客リーグ」 「教育リーグ」
「針金を使う刺客」「針金を使う教育」
「売れ筋のコンパクトカーに海外からの刺客」
「売れ筋のコンパクトカーに海外からの教育」
カッコよさ、迫力の面で教育は全敗です。最後のに至っては教育の方が苦情くささがにじみ出ています。




どうしようもなくオチが付けられそうにない。刺客と教育とザリガニとかにすればまだましだったか… この文で国民新党に入れる人は、手錠してても100万票取れる人。 完